きっかけ
病室での生活が暇すぎて、姉さんに実家からゲームを持ってきてもらった。
PSPとモンスターハンター2ndG・・・・・・・2020年にこんなのやるの僕くらいしかいない。
中学生の時くらいにはまったこのゲーム・・・・・・・・・
なんとなくやりたくなったんだ。
そしたら・・・・・・・・・・・・
(`・ω・´)「うぉ、2Gじゃん!なっつ!」
珍しく君のほうから話しかけてくれた・・・・・・・・・
「え・・・・・・やったことあるんですか?」
(`・ω・´)「あぁ・・・・中学生の時ドはまりしてたんで・・・・」
「・・・・・・・え?白瀬さんって何歳なんですか?」
白瀬(しらせ)さんは僕の隣のPCをカタカタしている動画編集好きの人
パッと見て、僕と同じコミュ障
でも話し方はすごい穏やかで優しい。
(`・ω・´)「27」
「僕と1つしか変わらないんですね、僕26ですよ。」
(`・ω・´)「あ、そうなんすか?」
次の日
(`・ω・´)「あ、俺もモンハン持ってきたから一緒にやろう。」
・・・・・・・白瀬さんはパット見コミュ障だが・・・・ところどころソコソコのコミュ力を発する・・・・・・
わからないことは看護師や病院のスタッフに話しかけているし・・・・・・
今日もいきなりモンハンを持ってきて一緒にやろうという
でも間違いなくボクと同じ人見知りの性格だ・・・・・・・
「・・・・・・・・白瀬さんってコミュ障ですか?」
(`・ω・´)「あ、白瀬でいいよ。敬語もやめようぜ。」
(`・ω・´)「がっちがっちのコミュ障だし、人見知りよ。」
「でも病院のスタッフには結構話しかけてますよね?」
(`・ω・´)「いや・・・・けっこう聞かなきゃわからないことはちゃんと人に聞いて覚えないといけないからな。社会人歴長いし・・・介護士もコミュニケーション取らなきゃだしな・・・・・」
(`・ω・´)「でも飲み会とか大っ嫌いだからな。」
そっか・・・・・・・・・・・・・・・
身体の弱い僕は在宅ワークだから、そこが僕と彼との違いなんだ・・・・・・
(`・ω・´)「在宅ワーク?もしかしてプログラミングかなんか?」
「いちおうウェブデザイナーで・・・・・・・・」
(`・ω・´)「すっげぇ!俺そういうの興味あるんだよ!ねぇねぇゲームとか作れんの!?」
・・・・・・・・・ぐいぐい来るなぁ・・・・・・・・
ヘルニア
「ヘルニア・・・・・・ですか?」
(`・ω・´)「そうそう、腰に爆弾があるのよ。でも今は大したことなくて、このまえ仕事でぎっくりした時に、なんか医者に検査入院だとかなんとかで・・・・」
(`・ω・´)「烏川君は?」
烏川翔(うかわ しょう)・・・・・・僕の名前だ・・・・・・
僕は小さいころから体が弱くて・・・・・・・結構いろんな病気あるんです。
時々こうして入院も・・・・・・・
(`・ω・´)「そっか大変だな・・・・・あ、罠はったよ」
「捕獲しますか?」
(`・ω・´)「そうしよう!」
モンハンをやりながら・・・・・・寒い冬をこの白瀬さんと病室で過ごしていた・・・
続く