サッシ詰めとは?
サッシ詰めとはその名の通り、窓の枠のサッシの周りにある空間にモルタルを埋める作業です。
バックアップというミミズのような発泡スチロールでサッシ周りを保護したら、モルタルポンプで充填していきます。
見習いは材料作りから
サッシを埋めるときは
①材料を作る人
②モルタルをポンプで充填する人
③最後に専用の鏝で整える人
の3人で行います。
私は初めての作業なので材料を作る担当になりました。
しかし材料を練るのは大変です。
①材料の硬さを勘で決めなければならない。
②攪拌機を使用する際の前腕への負担
③作った材料をサッシに持っていく
前腕がすごく筋肉痛
さて①の材料の硬さについてですが
モルタルは料理のように水〇g、モルタル〇gと決められればよいのですが、現場ではそんな重さを測っている暇はありません。
水こんぐらい、材料こんぐらい・・・・・
とりあえず混ぜる・・・・・
もうちょっと水を足す・・・・
と結局目分量で硬さは勘で決めます。
しかし、モルタルを充填するときに柔らかすぎてもだめ、硬すぎてもだめと
ダメ出しを何回もくらい・・・・
さらに②撹拌機を使用する際の前腕への負担。
モルタルを練るときの撹拌機はかなり腕に負担がかかります。
どろどろの材料を高速で回すわけですから、それ相応の撹拌機を抑える力が必要なのですが2日作業を行って前腕がパンパンです。
また気を付けなければならないのが、撹拌機を片手で回すとそのまま手首が回って、下手すれば捻挫してしまうので気を付けるように。
そして最後に材料を持っていく
現場はマンションなので廊下から繋がって部屋がいくつかあります。
そのため作業している所のネコに材料をぶちまける。
ネコとは一輪車のことですね。
そこまでおよそ15㎏ぐらいの材料を運ぶのですが、かなりキツイ。
作業手順
①道具の準備
モルタルポンプには潤滑材の油をつけておく。
樽に水をためておき、冬は防凍剤をいれておく。
バックアップを詰めておく
②材料を練る→猫へ補充
休憩前はストックを1つ軟らかめに作る
③鏝で整えた後のガラ(ゴミ)の回収
→バックアップを外す
→洗い物
と、このような感じで作業は終えました。